狭小住宅の階段をどんな場所に設置したらいいか


動線のことを考えて作ること

狭小住宅では階段を効率よく使うことで、家を広くすることができます。まずは、どんな位置に設置したらいいのか、様々なモデルルームを見て研究してみましょう。自分たちの生活に役立つ場所に設置する必要があります。多くの狭小住宅の場合、動線に従って階段が作られることが多いです。一般的には家の中心部分に設置することが多くなっています。移動するときに最小の移動で済むことから、無駄な設備を省略することができ、結果として家を広く見せることが可能だからです。家の隅に設置をすると、各部屋に行くために廊下を作らなければならないため、上階のスペースを狭くしてしまいます。廊下に使うスペースを省略して少しでも部屋の空間を広くしたいなら、家の中心に設置しましょう。

壁に沿って作るかどうかで変わる

壁に沿って階段を配置するかどうかは、動線や安心感によって変わります。壁に沿って階段を配置した場合、見た目の安心感だけでなく、空気の流れを有効にできる可能性が高いです。エアコンの設置場所によって、壁に沿った階段は暖房・冷房効率を高めてくれます。また、壁面に沿って設置する場合、階段の下を収納スペースにすることが可能です。
壁に沿って設置しない場合、作り方によって人の集まるスペースのアクセントにすることができます。また、光が入るような作りにすることや、安全性を考慮したつくりにすることも可能です。リビングの中に階段を通すことで動線が最小になることも多いため、狭小住宅ではリビングの真ん中に設置されることがあります。

都心部など憧れのエリアで家を持つ場合、狭小住宅は賢い選択のひとつです。土地代や固定資産税を安く抑えられるといった経済面や、利便性の良い立地条件など多くのメリットがあげられます。